義肢・装具

私たちは常に、今できる最高の製品を製作しようと心がけています。そのため製作者の技術によって完成度が変わることがなく、すべての製作者が同様に最高レベルの製品を作ることができるよう、様々な工夫を行っています。

義肢・装具を患者さんにお渡しするまで >>

装具について

装具とは、身体(体幹、腕、手、足)の機能に障害のある人に対して機能を回復させたり、筋力低下を防いだりするための器具です。

体幹装具

腰椎装具(腰椎軟性コルセット)
胸椎装具(胸椎軟性コルセット)

変形性腰椎症や椎間板ヘルニアなど、胸椎・腰椎 の疾患に対応。あのスピード社の水着と同じ製法で作っています。段差がなく、軽くて丈夫、身体にフィットしやすいコルセットです。

腰椎装具 画像

腰椎軟性コルセット

胸椎装具 画像

胸椎軟性コルセット

胸椎装具(胸椎硬性コルセット)
胸椎装具(胸椎フレームコルセット)

椎体(背骨を構成する骨)の圧迫骨折や、手術後の固定を目的としたコルセットです。疾患に合わせて材料の硬さを選択します。

胸椎硬性コルセット 画像

胸椎硬性コルセット

胸椎フレームコルセット 画像

胸椎フレームコルセット

最高のコルセットを提供するための工夫

スピード社の水着でおなじみとなった溶着器(※) をコルセット製作に導入。これにより、「強度が高い」、「糸のほつれがない」、「段差が出ないのでフィッティングが良い」コルセットが出来るようになりました。また、ミシン技術に完成度が左右されにくくなり、「いつでも最高級の仕上がり」に、さらに一歩近づきました。溶着器についても、改良に改良を重ね、すべての製作者がらくに扱えるようになりました。

下肢装具

短下肢装具1(プラスチックAFO)

神経障害による足の下垂に対して、矯正や転倒防止を目的とした装具です。生活様式に合わせた様々な種類や形があります。

短下肢装具1 画像

プラスチックAFO

短下肢装具2(アキレス腱用AFO)

アキレス腱の断裂に使用する装具です。段階的に足の角度が調節できる仕組みです。

短下肢装具2 画像

アキレス腱用AFO

短下肢装具3(PTB式AFO)

主に足の骨折、下腿の骨折部分に荷重をかけずに歩くことを目的として製作する装具です。治療段階に応じて荷重を増減することができます。

短下肢装具3(PTB式AFO) 画像

PTB式AFO

長下肢装具

主に足関節と膝関節のコントロールを目的として製作する装具です。目的に応じて様々なパーツを使用します。

長下肢装具 画像

長下肢装具

上肢装具

手関節装具

手関節の安静・固定を目的として製作する装具です。
症状に応じて様々な素材を選択します。

手関節装具 画像

手関節装具

手関節装具(ダイナミックスプリント)

手の屈筋腱・伸筋腱(※) 断裂時に安静と筋力増強を目的として製作する特殊な装具です。装具の中でも非常に難易度の高い分野です。

手関節装具 画像

ダイナミックスプリント

最高のサポーターを提供するための工夫

提携メーカーから「洗うことができる」、「風通しがいい」、「強度が高い」機能素材を仕入れ、当社の製作技術で仕上げました。

※屈筋腱・伸筋腱
手を握る筋を屈筋、開く筋を伸筋と呼びます。手のひらや手の甲にはそれらの腱が通っています。

肘装具

肘の安静・固定・動きの制限を目的として製作する装具です。

肘装具 画像

肘装具

足底装具1(積み上げ式)

扁平足や外反母趾の他に、下腿や膝の疾患にも対応しています。積み上げ式(※) は職人手作りの足底装具です。

足底装具1(積み上げ式) 画像

足底装具1(積み上げ式)

足底装具2(CADCAM式)

扁平足や外反母趾の他に、下腿や膝の疾患にも対応しています。CADCAM(※) 式は、設計から切削まですべて機械が行うので、データの保存・管理が可能になりました。

足底装具2(CADCAM式) 画像

足底装具

足底装具3(スポーツ用)

スポーツ用は主に高校・大学、またプロ選手のための足底装具としても活用されています。Jリーガーやオリンピック選手のインソールも手がけています。

足底装具3(スポーツ用)  画像

足底装具3

バイクカスタム

カスタムバイク 画像

身体の障害などによってバイクに乗ることをあきらめていた方々のお手伝いをさせていただきます。2輪・3輪どちらでも改造いたします。専門の知識と技術を持ったスタッフが対応いたします。ぜひ一度お問い合わせください。

カスタマイズの例

右の肘から先が完全に麻痺した状態のユーザーの方のために、バイクをカスタマイズしました。 右の肘の曲げ伸ばしは可能な方で、左手には障害はありません。
本来右にあるアクセルとブレーキをすべて左に移動しました。
免許センターで許可を申請・承認の後、実際に乗車しておられます。

カスタマイズの例 1

アクセル・ブレーキを左へ移動

カスタマイズの例 2

全体像

義肢・装具を患者さんにお渡しするまで

医師からの処方

義肢装具は医師の処方によって製作されます。これにより保険適応となります。

患者さんへの問診

痛みの部分や状態、さらには生活様式や仕事内容などまで詳しく聞かせていただくところからお付き合いが始まります。これらの情報は義肢装具を作る上でとても大切です。

見積提示

義肢装具を製作するのにいくらかかるかを提示します。また、保険適応外の負担率についても説明いたします。

採型・採寸・計測

患者様の身体測定を行います。

製作

患者様の身体に合わせた義肢装具を製作します。
布・プラスチック・金属などを組み合わせて製作します。

仮合せ・修正

途中まで作った段階でフィッティングを確認する「仮合せ」を行うこともあります。

完成・装着

できあがった義肢装具をお渡しいたします。

アフターケア

体型の変化による適合不良や義肢装具の破損などに対して修理や改造を行います。